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かれいどすこーぷジャズ動画 http://www.youtube.com/user/telekaleidoscope
前田祐希(Vocal)
 ヨーロッパに渡りクラシック畑で活動の後、帰国後なぜかジャズの水田に迷い込み、イーストワークスから、あらゆるジャズピアニストとひとつのアルバムで共演するという「JAZZ AGE」(2枚組)をはじめとして、「One Touch of Weill」、「Every Time We Say…」と4枚の作品を、そして、おーらいレコードからQuipuの「天上の夢」、「両手いっぱいの風景」。他にもレコーディングに関しては枚挙に暇がないが、クラシック、現代音楽、ジャズ、フリージャズ、ポップス、ミュージカル、唱歌など、彷徨い続けてきたジャンルの数も霧につつまれ、およそわけのわからない活動をしてきている謎のボーカリストである。かつての高音域のオペラボイスから、低音域へと、いろんな音域のアルバムを経て、中音域中心のアルバム「Kaleidoscope」では、「キレとコク」、じゃなかった、「つやとのび」のある声をジャズの世界へ。 松井秋彦 (Acoustic Guitar,Background Vocal,etc.)
 作曲、マルチインストゥルメンタリスト(ピアノ、ギター、ベース、ドラム) バークリーへ奨学生として入学し、「作編曲科でドラム専攻」というおよそ役にたちそうにない妙な組み合わせで卒業したあたりからなんだか変だったが、当時から、バークリーじゅうを探してもなかなか演奏できる人が見つからないような難曲ばかり書き、うざったがられる。帰国後、どのジャンルからもはみだし、いやおうなく、未来音楽CPJ(Contemporary Progressive Jazz)という先駆的なジャンルを立ち上げ、Junky Funk, Line Drive,JackpotなどのCPJ系バンドを、作曲家&マルチインストゥルメンタリスト(ピアノ、ギター、ベース、ドラム)として牽引しながら、Junky Funkの「Jack-in-the-Box」、「Bird's Eye Prospects」、そして、Line Drive「Line Drive」など、アルバムをリリースし続け、国内外各地で演奏し反響を呼んでいる。その松井が、このかれいどすこーぷでは、CPJとは対照的なほのぼの感を齎してゆくのか!?
Recordings
 「Kaleidoscope」 /かれいどすこーぷ そよかぜレーベル(ORCD-2001)おーらいレコード '06年5月21日発売 Kaleidoscope /かれいどすこーぷ 前田祐希 Vocal 松井秋彦 Acoustic Guitar, Background Vocal, Bass, Piano, Electric Piano,Electric Guitar, Drums, Guitabra,Jazzy Jersey
初演は吊り橋の渡った先にある秘湯! (デュオユニット『かれいどすこーぷ』、ことの起こり)「吊り橋を渡らないとたどり着けない秘境の温泉でのライブの話しがきたんだけど、やらない?」 と、松井のどんなヘンテコな曲でもめげずにチャレンジし続けていたボーカル前田が、ある時言ってきた。秘境好きの松井は、もちろんふたつ返事で、 「おお、すごいねえ、それ。でも、機材は運べるのかなあ。」 この実現のもっとも困難なライブが、あとから考えてみれば、このデュオユニット、「かれいどすこーぷ」の最初のライブであった。 切り立った崖から落ちそうになりながらワゴン車は快走し、狭い山道でのヘアピンカーブを何度も切り返して曲りながら、更に山の奥へと向かい、そして車道は途絶え、あとは、「搬機(荷物用のロープウエイ)」で荷物を運ぶようになる。そこから山道を徒歩で下ること20分、吊り橋の向こうに見えてくる秘湯、大平温泉。アンプは仕方なく搬機に積んでもらったが、ギターはやはり徒歩で運び、ワイルドなライブ会場へ到着した。 そんな前代未聞のアプローチで行ったこの大平温泉でのライブは、雨天の為残念ながら屋外は断念したものの、大平温泉唯一の旅館である滝見屋のロビーで行われ、CD収録のTristeを含む6、7曲が谷間に響き渡り、かくして、「かれいどすこーぷ」は活動を開始することになった。 この、大平温泉を皮切りに、「かれいどすこーぷ」は、それ以後も、気仙沼、三戸、大館、秋田、洞爺湖、札幌、美唄、弟子屈、大仁、宮崎、熊本などなど、なぜか東京から遠いところばかりを巡る、自然を接しながらの旅芸人バンドとして定着し、都内では滅多にライブをやらない謎のユニットとして展開中なのである。
「異文化交流」「地球の裏側」「セパ交流線」!? (かれいどすこーぷのメンバーに関して) 音楽性が全く対照的な両者の共存により織り成す不思議なサウンドの「かれいどすこーぷ」。ジャズ界から大きくはみ出した前田、にフュージョン界からもプログレ界からも勇み足していた松井が、ある時横浜あたりでたまたま出くわしたが、「音色」「響き」「簡潔さ」の前田に、「調性感」「インテンポグルーブ」「複雑性」の松井というかなり対極的な両者の価値観を融合するという、ある意味画期的に珍しいサウンドのユニットとなった。
「形の不揃いな野菜?」「アコースティック」で「プリミティブ」で素朴なサウンド! (かれいどすこーぷ、アルバム「Kaleidoscope」に関して)特に、松井は今までCPJではかなりエレクトリックでデジタルっぽいサウンドに関わっていたので、それとはあまりにもかけ離れているようですが、今回のこのFjord Sound(ほのぼのふわふわ)系な「かれいどすこーぷ」のアルバムに関しては、根本的に歌とアコースティックギターという素朴な編成にこだわり、しかも、生の音色をできるだけありのままに再現する為、音の人工的処理を最小限におさえてしまった。「製品」とする段階でこれでいいのか、との葛藤もあったが、熟考すること数日、「世の中なんでも商品化する段階で平均的に馴らし過ぎてつまらない」という常日頃からの疑問に対して、音楽業界の中で一石を投じたいこと、自分が心地よいと思うサウンドを提供すること、つまりほとんど手つかずのサウンド、「不揃いなトマト」の甘味を鑑賞できるアルバムとなりました。

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