自然が発したメッセージ。

1990年にWHOが警鐘を促していたという新聞記事の話題を見つけた。

これから進む温暖化で未知のウイルスが現れる、と今から30年前、予想されていたそうだ。

 

今回の新型コロナウイルス。
未だ収束は愚かいつまで続くか全く先が見えない、、、

でも、今回のことは人間に様々なことを気づかせてくれるいい機会なのかもしれない、、

今までこんなにしっかり立ち止まったことはあっただろうか?

 

 

中国の何処かの都市が自粛によって、交通機関で外出することが激減し、それまで酷かったスモッグが消え、ものすごく街の空気が良くなった、、とか、、久しぶりに青空を見たとか、、

日本では今まで一向に進まなかったテレワークも急速に進み、この国の行政の危うさも、今回はその辺の小学生にも分かるくらいしっかりと露呈した。
 

そして今回この国が如何に文化に対しての意識が低いのかも、また改めてハッキリと見えた。

 

11歳で音楽に出会うまでは、明確な夢がないまま育った私は、化学者は年がら年中実験だけをやっている唯のオタクか?くらいに思っていた、、ところが様々なジャンルの化学者のインタビューに出会って、この人たちは若い時の経験からロマンを持って化学者になったんだと気づいた。

 

今、若者たちにロマンはあるのだろうか??

 

若い人に限らず、今の政治家に対してもその危惧を強くする。。

 

生きていることそのものが文化であり、文化がないといきていけないのに、芸術に対して補助や助成もほぼゼロに等しいこの国、、
戦後の高度成長、サラリーマンのモーレツ社員時代、経済的に上位に躍り出た元 GDP1or2位の日本。今ではアジアの中で下から数えたほうが早いと思えるくらいにダウンしてしまった。しかも自殺率は世界トップらしい。こんな国はもはや先進国でもなんでもない、

やはりいい加減、文化が必要だ。

音楽をやっている人間は考える。自分の表現を深める為には物事を深く捉える訓練は必須だ。
アーティストは本物に惹かれる。

だから政治家のウソはすぐ分かる。

 

こんなにIT化が進んだ現代でも、人は皆どこかでポエムを必要としていて、それに飢えている人はかなり多くいるんだと思う。

若い時に夢やロマンを持っていても、日々、「忙しい、忙しい、」と、、大人の常識?と言われる理不尽なしきたりに雁字搦めになって、あれ?こんな筈じゃなかったのにな、、と思いながら日々の仕事に忙殺され、時だけが過ぎていくとしたらそれは悲しすぎる。

 

文化の為に何かできる立場にいるのに何もしない、そう言った人たちに私は哀れさすら感じる。

権力も金も、人脈もあるのに社会のために何もしない、、

 

そんなに金はなくとも、自分の価値観に素直に、本当に好きなこと、認めていることをやっている方が精神が健全だ。

自分らしく生きて、その結果なるべくしてなる姿へと淘汰されていくのだ。
結局自分がしたいようになる、というか、必ず自分でそうしてきている。選んできている。

そこに誇りを持とう、、これらの事は文化やアートが教えてくれる。

 

今こそ耳を澄まそう!

自然は常にメッセージを発している。
嘘じゃない、本当の気持ちで奏でる音楽、、、


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