5/13 大切な日 私の原点

本日(5/13)は大切な日🥇

 

高校生の時、吹奏楽部員だった。3年の時部長に選出されて、とにかくそれに報いることをしなきゃと思った…….
当時部員数に見合う楽器が足りず、やりたい曲をやるにも楽器がないパートをいかに他で代用するかみたいな感じでやっていた。
倉庫に行っても古くなって壊れたホルンやトロンボーン、チューバなどが散乱していて、
打楽器はグロッケンも何個か鍵盤の音が出なかったり、大体が壊れた楽器を誤魔化して使っていて、それはひどいものだった。

 

高額な楽器ですが、何とか部費を増やして新調したいと思い。年度初の部長会議で予算をぶん取ってこようと意気込んだ当時の自分。
何とか説得力のある理由を見つけてみんなを納得させないといけない。学校の歴史を図書館で調べたら吹奏楽部の歴史はまだ15年ほどだった。
副部長とも相談して、これを機に創設15周年記念ということでコンサートをするという事なら。楽器が必要という話になると考えた。

 

結果、その情熱を力説して前代未聞の予算をぶん取って来て皆にびっくりされたのを覚えている(笑)
当時の他のクラブには申し訳ないくらい取ってしまったと思う🙇‍♂️

 

ま、そこまでは序の口、問題はコンサートの日程!

秋ぐらいまでにしっかり準備して、と思っていたが、なるべく早く成果を見せないといけなかったのか、学校行事や会場や様々なものの都合を合わせると、どうあがいてもこの日しかなかった。なんと新学期始まってまだ1ヶ月とちょっと……😱

それまでに何とかコンサートをできる状態にしないといけない。

逆境になると燃える性格、困ったもんだ😅

 

でも、大変なのは新入生(1年生)たち。中には初めて楽器を触る木管の人などもいて、それはそれは過酷だったと思う。

でも若さ故か、俺たち頑張ってるよな、青春!みたいな気持ちが皆にあって。

新しくなった楽器でみんなイキイキと日々練習に励んでいた。

皆が一丸となっていた。あの1ヶ月っておおよそ1年くらいの濃さがあった。

朝早く学校に来て朝練したり、帰りも門限ギリギリの汽車に乗るまでの間、休日も返上で特訓は続いた。
よく誰も体調崩さなかったなって、今だとまずそう思う。
技術的には、上手くなかったけど今でも当時のテープを聴くと、その圧倒的なパワーを感じて、なんとも言えない気分になる。

 

プラス、もっと意味のあることをやるために隣町のハイレベルな吹奏楽部のある高校にも賛助出演依頼を直談判に行ったのも驚きだ。

隣町とはいえ他校の吹奏楽部を訪問するのは物凄く刺激的だった。

木管負けてるな〜、とか金管うまい子がいるな〜とか色々感じながら、女子部員は何故か全員が綺麗に見えた(名誉のために、うちの女子部員も美人揃いでした)これは余談か、、😅

 

学生を教えていると講師の若い頃の話に食いつくってのがある。自分の年齢に置き換えて指標になるからだろう、、
あの若い時の気持ちの強さ。凄まじいエネルギー。出来ない理由なんて考えない、とにかく行動あるのみ。
音楽をやっている人って高学歴で裕福な育ちって印象がある。実際お金かかかるからね。

 

ちょっと恥ずかしいけど、ウチは裕福な家ではなかったので、最初のドラムセットも中学の時に新聞配達をして買った。
中学でのロックバンドでもキーボード担当だったけど、家にピアノはなく、紙鍵盤と放課後の音楽室でピアノを弾いた。その後スティックだけで練習できるドラムを選んだのも自然な流れかと。自分は高校もバークリーも奨学金があったから行けたと言っても過言ではない。

 

実はこの秋 自分が音楽を始めた、この大切な故郷で久しぶりに演奏することが決まっています!
しかも北欧から僕の友人でワールドクラスのミュージシャンが来日してツアーをやります。
現地でもコンサートをやることが決定しています。
詳細は追って発表いたしますが、現地の奥ゆかしい自分の後輩たちを元気付けたいなって、音楽の持つ力を少しでも感じて貰えたら良いなって思っています。ホントこの歳になると、子供のいない自分はこれからの若い人達に一体何が残せるのかなって、、近頃は学生が自分の子供や親戚の子のように感じることがあります。今の日本のこの状況のまま後進に残すのは本当に責任を感じます、、、、でも、自分ができることをやるしかないね!

 

今日の記念日、もう44年も前のこと、原点、大切な日です🙏


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