狙ってないのに貰った賞

小学生の頃、いつも美術で(当時は図工?)で賞を貰う友人を羨ましいと思っていた。
担任の先生から名前を呼ばれてクラスみんなの前で表彰されるのだ。
美術に才能のある子、いつも決まってその子!稀に他の人が取ることもあったが、だいたいその数人の中の誰かだった。
「自分には縁ないな〜」とその都度指をくわえていた、、

 

 

 

そんな中、図工の時間で画用紙などを使って自由に作れ!という課題があった。
確か色んな色の紙を使ってカバンの様なものを作る授業だったと思う。

イメージしたのは何故か灰色で長靴(サンタさんの履く長靴の形)の様な形をした作品。
頭のイメージ通り作ったんだけど、つま先の円周部分をハサミでカットしていて、手元が滑ってしまい、うっかりつま先の円周部分がかなり急なカーブになり、結果つま先が極端に短くなってしまった。
あ〜失敗した、、アンバランスになってしまった、、、トホホ、、、どう見ても長靴には見えない、、

 

 

提出期限に間に合わないので、そのまま提出したら、なんとそれが京都市の小学生の画展で銀賞を貰ってしまった!
評価はその形に意外性があって面白いとのことだった。

始めて表彰状と渋い銀色のバッジ(透明のケースに入っていた)を貰いすごく嬉しかったのと同時に、何か自分もその中の一員として認められた様な気持ちで、安心したのを覚えている。10歳の時だけど、やっと貰えた!と思ったことを今でもよく覚えている。

 

 

狙ってとったというより、たまたま偶然によって生まれた何かで、貰った銀賞!!

 

 

 

今、自分はデュオの編成に取り憑かれてて、それぞれのプロジェクト、雅楽の方とのコラボも順調だ。

自分みたいに長年演奏してると、上手く出来たかどうかより、その時にしかない意外な何かを期待していることの方が多いのかもしれない。

演奏中にペダルが外れたりすると、若い時は焦っていたが、今はむしろ、失敗した〜い!失敗しろ〜!と自分自身に対して思っている時があるくらい。
何かが起こる事の方が創造的だ。

予想外のことが起きて、そこからなんとかしようとする時、とてもスリリングでドキドキする。
演奏中ハイハットのクランチが外れても「来た来た!」と思ったりする。

 

 

アンサンブルでは本当に長〜くトリオをやってきた。
トリオって究極のアンサンブル編成だと思う。
ちゃんとベースがいて、ギター、もしくはピアノ、あるいはホーン。
凄く納得の編成で安心感がある。
もちろんこれはこれで大好き。

でもデュオだと今までにやった事がない、考えもしない様な事が自分の手足から咄嗟に出てきたりする。
こんな事を自分は出来たのか??、、、と驚く事さえある。

狙ってないのに生まれてくるアクシデント!
取り憑かれてます、、、、。

 

 

 

さていよいよ来週、今最も注目されているピアニスト=ハクエイ・キム君とのデュオがあります。
この日は五島昭彦さんによるライブ録音も入ります。
平日の昼間ですが、是非!

以下↓

30日(木)新宿  ピットイン 03-3354-2024 昼の部 start14:30
東京都新宿区新宿2-12-4アコード新宿B1

“tones shapes and colures”
Duo(Pfハクエイ・キム、Ds池長一美)
*公開レコーディングライブ

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